ドイツんだ！？　オランダ！

世の中には反射的にオランダと叫ぶ人がいますね。

こんにちは。Giggyさんです。


さてさて。

ワールドチャットがうるさいぞ、とか、そのモンスターは俺のだから乱入するなよ、とか。

そういう主張がありますよね。

まず言いますとはい。


「オンラインゲームにおいてそれらの行動を行うのはマナー違反ではありません」


と言いますのも。

まず所有権の話です。

ワールドチャットは誰のものでしょう？

そのモンスターは誰のものでしょう？

あなたのものですか？

それともみんなのもの？


答えは「誰のものでもないのです」。


この話はオンラインゲームではよくある話で、このほかにも様々なものについてあれはいけない、これはだめ、それは俺のだ、みんなのだ、なんていう論争が昔から頻発するんですが。

大真面目な話、ゲームという世界にあるもので、プレイヤーのキャラクターが所有権を持っているデータ以外はだれのものでもないのです。

つまり、誰のものでもないので何をしても大丈夫です。

違反ではありません。

という話なんですが、そう話すと大概こう返ってきます。


「じゃあ誰のものでもないのにワールドチャットを汚していいのか！」


とかね。

じゃあ聞きますけれど、「誰が汚したって決めたんですか？」。

その会話を見てうざいと思った、汚れたと思ったのはあなたでしょう？

みんなではないのです。

そしてそのワールドチャットは見ない努力もできますよね。

ワールドチャット以外も同じです。

モンスターとの戦闘に乱入された、怒ったのはあなただけ。乱入した方は悪いことはしていない。

目の前のアイテムを一歩先にとられた。先に見つけたのはあなただったけれど。でもそれも誰のものでもないので取った事実が早いものの勝ちです。


文句を言うなって話じゃありません。

あなたが言う文句をみんなが言ってるという嘘でまとうな、ってことです。

そして事実は、世界のルールはそれが悪いことではないという事実のもとにしか動いてないんです。


じゃあ、不満に思ったあなたはどうすればいいのかって？

努力しましょう。

ワールドチャットがうるさいと思うなら見ない努力を。見なければならないなら相手にちょっと静かにして用件を聞いてもらえないか交渉する努力を。

モンスターへの乱入がいやなら、乱入されないところで戦う努力。そして乱入されないためのルールを作るためのモラル作りの運動をする努力。

アイテムを先にとりたいなら先にとる努力を。

相手もそれぞれ違う角度で努力しています。

あなただけ被害者面して努力を捨て、世間に訴えるのは卑怯です。


さて、ちょっとずれてきましたね。

話を戻すと、とかくそれらは別段悪いことではないということです。

誰のものでもないということは、誰が悪いと決めたわけでもないのです。

「あいつが悪い」と思ったら。それは本当にあなた以外のすべての人間が、相手が悪いのだと言えるかどうか考えましょう。


それでですね。

悪いことじゃないという意識。

自分が嫌だと思うならそれに対抗する努力をする意識。

そして嘘をまとわない意識。

そういった意識を持ってくださいということですね。

オンラインゲームのルールというのは運営のものではありますが、それと対をなしてプレイヤーのモラルが大きな力です。

その大きな力を間違ったことに向けたり、意味もなく争ったり、そういうことをすると当然力は弱まり、オンラインゲームのサービス（あるいはコンテンツ力）は儚く終了します。

良いゲーム体験をするために、自分の意識が間違った方に向いてないか、よく考えてみてください。

そのうえで、自分の主張を自分の名前で堂々と出して、話し合いをしましょう。

Giggy