炊飯器の旅日誌

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炊飯器のキャラ語り2




前回に続き、キャラクターの抱える過去やさまざまなお話について雑多に語っています。


メインストーリー、ヒーローストーリー、クロスストーリーのネタバレを含みます。主に以下のキャラのネタバレがありますので、まだの方はブラウザバックいただくか自己責任でお願いいたします! 




バストラルマルバスミルコスタヴォグイラガンドについて書いています。




前回と同様、ゲーム下手なのであらゆるストーリーが途中です。「まだ全然序盤じゃ〜ん」と思われたとってもお強い皆さま、初心者の悲鳴としてどうかあたたかく見守ってください。よろしくお願いします!




・バストラル
愛のあるお父さんがあそこまで捻れてしまう戦争の暴力よ、その傷よ……


信念の弓が戦友たちを無惨に殺させる決め手になって、どれだけ苦しかっただろう。自責の念とも言い切れないあの感情は、彼のストーリーを辿った人にしか知り得ないですね……。


バストラルとのファーストコンタクトは、問答無用で弓を射られたことでした。あのときは「ヤなやつだな〜」と思って、なぜこんなことをするのかも考えなかった。


というのは、彼から弓を射かけられた相手の多くがそうだったように、「あの人は自分の弓のためなら"的"がどうなったって知ったことではないのだ」と思っていたからです。旅のはじめのほうから、キャラバンにはバストラルもマルバスもいたけれど、彼らが親子だと知ったのはだいぶ経ってからでした。


なんて悲しいんだろう。今のバストラルに心を痛めている人がいるだろうことが悲しいです。


彼のストーリーを進めることで、捕虜時代にあった事件の究明は本人の中である終着を見たようでしたね。キャラストはありあまる傷に対して、塞ぐでも癒すでもなく向き合い続けるという方法を取るように感じます。それが私には、傷に対して一番敬意を払っているように思えてとても好きです。


あとはマルバスとの一騎打ち!マルバスのストーリーでバストラルを引き戻すだけ!(勝てない!)
アニマが足りません。


マルバスだけじゃなくて、ミンミもエッダもアンダリオ(さん!)もノヴァルも他にも、戦闘力不足で進められてない。こつこつ集めるしかないとはわかっているんですが。


それはそれとして、バストラルお父さんつよい…かなしい…ぶんなぐりたい…


苦しみがあることは知りましたが、それとは別にお母さんを捨てたのがマルバスを虐待したのと同じくらい納得いかない。ちゃんと謝りに行ってまた三人で暮らしてほしいけど、どうかな…


クロスストーリーで意外と面倒見のいいところとか、子どもたちを捨て身で守ったフォルクを激励してくれるところとかが明らかになって、本当に元々は情に篤いお父さんだったんだなと思うと、うおお戦争許せねえの気持ちになります。



・ミルコスタ
この人の過去も、知れば知るほどえぐい。どことなくバストラルに通じる雰囲気がありますが、この人も同じく戦争で大きな傷を負ったからでしょうか。隻腕で奮起して、ゾルバ王との再戦だけを願って修行を続けるミルコスタに、最初のほうはどこか痛々しさを感じました。


ゾルバ王に負けたことそのものより、敗戦の責任を被せられてから同族にどのように扱われたかが彼を苦しめたのでした。ドワーフの種族的な特質の、良くない側面をこれ以上なく見ることができるストーリーです。


ミルコスタは、キャラバンと一定の距離を取り続けるのが彼らしいというか、最後まで騙す側でしたが。他ならぬゾルバ王に彼自身を肯定されてハッとなるシーンがとても良かったです。いや〜ゾルバ王かっこいい。(そっち?)


ミルコスタの良さは、こちらもクロスストーリーに出ますよね。


誰も近づけさせない雰囲気に反して、子どもに笑いかけたり、対話で救われるような繊細さを持ち合わせているとわかってたまらない気持ちになりました。一番好きなのは、悲恋の歌を歌っているところをザラに見つかる話です。なんかそういう相手がいたのかなと思うとグッとくるというか。こう書くとまるで私がゴシップ好きみたいですね!?否定できないけど!



ヴォグイラとガンド


「拷問、嗜虐の傷は通常の負傷と異なる。当人に苦痛、恥辱、恐怖を与えるため、ことさらに醜く大きく深く……。」


「人の心は、力でなくば変わらん。逆に力を以てすれば如何様にも変わる。ミハイロスがヴォグイラになるようにな。」


ガンドのヒーローストーリーの、ヴォグイラを診察するシーンからの抜粋です。


キャラバンストーリーズって対象年齢何歳だっけ。アプリ版は12歳以上か。なるほどなあ。
拷問を詳しく知ってるほどキツい話でした。ギャレッドの聞き込みで浮かび上がった事実も悍ましいです。ウォルリック王が死にたがってるのも頷けるほど……。


自分の近しい人がこんな目にあったとしたらとても正気ではいられませんが、その暴力を最も受けたミハイロスはセリフの通り、ヴォグイラという冷たい人格に変わり果ててしまいました。


ミハイロスのままではとても生きられないし、ヴォグイラのままだと誰かに殺されるしかない。それはあまりにも救いがない。


彼はどうなってしまうのだろう。年齢はたぶんウェインより上で、グルカン2世より少し下くらいでしょうか。10年を復讐に生きて、各地に火種を蒔いているヴォグイラ…。見識深く、ガンドに道を示したミハイロス。


家族をあのように殺された彼に救いはないのかもしれないけれど、ウェインの言うような癒しが届いて欲しい。けれど、届くすべがまったく思い描けない。


光明があるとすればガンドの王道でしょうか。





ここまで読んでくださり、ありがとうございます。




ご覧のとおりまだ途中も途中でお恥ずかしいのですが、ここまで読んだ中で得た感想をどうしても書いておきたくなりました。お付き合いいただき感謝します。


・ガレガとスラヴェイアの宗教問答
・ガレガとガンドとアリアロの死罪への見解
・ロギオンとサーヴェイン


このへんのクロスストーリーも大好きです。
クロスストーリーっていいですね!









炊飯器

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