【運営殿への提案】バグ発見競争のクエスト化

　以下、ご検討の程お願いいたします。

【目的】キャラバンストーリー本番運用上で多発するバグ・仕様・設定上の
　　　　不具合発見をユーザーに一任し、プログラム開発・設定の検証作業
　　　　工数を低減させる。

【狙い】不満が募るバグ等の早期解決を図り円滑なサービスを提供と、
　　　　体内的な開発工数・ＱＡ対応人員の削減を期待する。

【主旨】
　　一般利用者に向け、ゲーム内で発生するバグをクエスト化し、
　　発見・申告者へ報償を与える事で、大小様々な問題点の洗い出しと
　　対策や改善をおこなう。

【基本構成】
　①不具合申告窓口のツール化・分類化
　　社内で未確認・未検証のバグ・仕様上の問題点を一般利用者から
　　ＷＥＢ上でバグの分類項目をより詳細化し記入・スクリーンショット添付等
　　を行えるようにする。

　②申告のあった不具合の影響度を数値化と見える化
　　再現性の有無　　･･常時・レア・不定期等
　　対象者の規模範囲･･ログインユーザ全員・単体・ギルド等、機能単位（１戦闘毎、デュエル、合成等）
　　課金に関する影響･･有無
　　バグ発見と解決件数等を、ネロなどのどこかに明示する看板や

　　星取り表のような一般ユーザーに簡易な視覚化など
 
　③不具合対処の緊急度の見える化
　　５段階評価　　　･･緊急・重・中・軽・微

　④申告ユーザーへの報償制度
　　基本１ユーザー単位(ギルド単位も考慮)
　　一件の申告毎・・ＸＸ幻魔石またゴールド等　　（但し、上限件数設定）
　　※重要度合いにより報償の追加
　　※影響ユーザーに対する補填（迷惑をお掛けした）は既存ルールで配布
　　※重複した不具合申告は、先着順最大ＸＸ名等などを考慮

　⑤クエスト達成状況の公開
　　分類別の不具合件数・詳細や上記②の追加を整理し、ユーザーへ公開する機能

　⑥他
　　永続的に実施するのではなく、３ヶ月に１度や、新機能大幅改訂などのタイミング直後など
　　期間限定扱いする。

　⑦開発部門への不具合情報の即時提供

【効果と課題】

　①定量効果
　　・開発部門での検査・検証作業工数の低減（現状、捻出できていない）
　　　ＥＸ）本ゲームシステム規模からの推測値（約１．０人月／月）
　　　　　　※新機能等の場合個別に算出

　②定性効果
　　・以下③に示すユーザーへの発生状況・途中経過を報知する事による
　　　「いつ対処してくれるのか」のイライラ感の解消。
　　・不具合箇所の重み付けによる修正・改善の優先度の明確化・ルール化

　③課題
　　・申告に対する評価・確認・開発部門等への修正依頼の連携体制や定期的な
　　　会議体の発足
　　　･･恒久的解決、短期暫定対策・ユーザー告知案内等の取り決め
　　・開発部門側での修正・改善などの進捗管理の強化
　　　･･改善アップの見込み時期などのユーザー告知
　　・開発部門側での修正に必要な概算工数の即時回答の精度アップ等
　　・パラメーターや設定変更程度の軽微な物を、運用部門側へ早期に移管。
　　・開発部門での根本原因の追及を行う品質管理部門の設立

【必要コスト等】

　　・本件提案の詳細運用設計、社内調整、ＷＥＢ化修正等　　・・・１．０人月
　　・既存不具合の修正工数は別途算出要
　　・申告内容の精査・整理・開発部門との連携等・・既存運用工数＋０．２人月程度
　　・申告ユーザーへの還元・・規模による。
　　　参考）約１００件申告　×　５００～１０００幻魔石／件　（本件開始直後の１ヶ月限定とした場合）

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【お願い】

　経営者殿　(除く、高屋敷さん)

　上記は不具合頻発による根本解決を切に願う、
一利用者からのアホなポン知恵案ですので、読み飛ばしください。

私の認識上では、概算１００件超の大小の不具合箇所があると見ています。

小生の経験上、単純な開発段階での二重三重のテストと本番機反映への承認強化を
図るだけの事なのですが。
それが、ここ数ヶ月見ても全く成果として上がっていないのは、上位層の施策・
方針のベクトルと実際の人的リソースやスキルの配置バランスが合ってないんです。

開発・運用の人的リソースが別の所(新機能か別ゲーム)に割られていて、
結果として、バグ取り・単体～運用テストや既存機能改善に必要な開発保守工数が
皆無なのでしょう。

ニュース動画を見ても明後日の話しばかりで、地に足がついていない。

「不具合箇所０（ゼロ）リリース」をトップが厳命・徹底し数人月程度のコストを
一時的に割くだけでいいんです。

その安定した土壌の上で、新機能や魅力あるコンテンツ展開があればと思います。

即時解決に向けた手腕に期待しております。

参考)御社社長殿の書かれた開発エッセイ９７「テストの無い本番はあり得ない」