真夜中のうた

2019/06/12 01:56 公開

真夜中のうた

雑日誌

キャラストに、８～９割関係ない話。
あと長い。

私がMMORPGを初めてやったころ、私はログインが夜中で、回線も弱く、人の多いところでは狩りもできなかった。

だから、いつも人気のないマップを選んで狩っていた。
すると、時折マップ内にしか伝わらないチャット（キャラストで言うと近くチャットのようなもの）で、何か詩のようなものを言いながら狩っている人がいるのに気が付いた。

キャラは男性キャラだったので、とりあえず『彼』としておく。

彼は私がいるのに気が付くと無言になったので、私はなるべく彼に見つからないように狩っていた。
何度か鉢合わせしたけど、そのうちお互い面識ができたのか、彼は私に会っても詩をやめなくなってくれた。

けれども彼はそのうちそのマップに姿を見せなくなり、私もギルドに入ったりして、すっかり彼のことを忘れていた。

そして、私は意外なことで彼の名前を再び聞いた。
稼げる狩場を占領し、ゲーム内の誰もに陰口を叩かれる人になっていた。
ついでに、日本語も通じなくなっていた。

当時はRMTという、ゲーム内通貨をリアルマネーにしたり、リアルマネーでゲーム内通貨を買ったりすることが、裏で取引されていた。

私は信頼できる人に、彼との思い出を話したが「アカウント乗っ取られたのかもしれないよ」と言われたのみだった。

アカウントを売ったのか、乗っ取られたのか、今となってはもうわからない。

忘れてもいい話なのに、なぜか忘れられない。

キャラストで、支援してもらって初めて倒したガーの牙とか。
一緒にというか、ほとんど倒してもらったシャドウナイトの布とか。
キャラストを辞めてしまった人との内緒チャットが消せないとか。

私のゲームの思い出は、消せないもので溢れている。

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桜襲༄✿*.ﾟ

ID: 8b9jmi4jpeka

悲しいわけではないけど何とも言えず涙が出そうになりました。どことは言えないけど共感です。

荷物は重くなるばかり。それでも足は止まらない。

イアルをまぁるく旅しよう、なんて。

2019/06/12 02:11

柊

ID: a28r2e2d5f5e

MMORPG思い出話。
良いですねぇ、めっちゃ共感しました。
私にもたくさんありますｗ

2019/06/12 02:37

そいそーい

ID: 7dv5mndsfhg3

彼のような経験を積めば積むほど
PCなどの端末の画面の向こうにいる
「その個性」を大切にする事を意識せざるおえない。

【ある世界】に繋がる窓をのぞき込むというのは
リアルを疎かにしているという事…。

窓を閉めると、何も残らず、何も手にせず。
「記憶の中」にだけすべて蓄積されていく。

求めて、手ごたえを覚え。
関係を持ち、結果があるように感じる。

不確かな関係を求めていくのがMMO。

最後の最後まで
何も残らないもの。

有るようで無い世界で
本当のものなんて何もありませんよ('Д')

なんてね。