Spanierの旅日誌

公開

ちょっと長い 私とイオティのおはなし。


・クエストはクリアしたのだけれど…

フブキに野良で挑戦していたところ、心優しい方にお声がけをいただき、そのおかげで無事にクエストをクリアできたことがあります。
フブキを突破して舞い上がっていたのです。
早速イオティの偵察に向かうも、やはりなすすべもなく倒されてしまいました。
みなさんの日誌でチラリと目にした程度の知識しかなく、今後は頑張って調べないとな~と考えていました。
そして何回目かの調査で現地に赴いた際、すでに何名かの方々がイオティに挑戦しているところでした。
私が見てきたフブキと同じ状況です。
パーティでの挑戦ではないと確認してから、これ幸いと私も参加。
そのままイオティをクリアしました。
お礼を言おうと、近くのチャットを開くと、パーティではなかったけれどどうやらみなさん同じギルドの方だったようで…
これはたいへんな無礼を働いてしまったと反省し、目の前ですぐに謝罪を述べました。
私の存在は無いものとして会話は進んでいきました。
ギルドチャットではなく近くチャットで会話を続けておられるので、もしや同じギルドではないのでは?と再び確認をしましても、やはりみなさん間違いなく同じギルドの方々でした。
そのあとも、再び挑戦している戦闘に観戦としてとどまっていましたが、やはり同じく会話は続き。
そうとう怒らせてしまったのだな、
乱入前にあいさつをしておくと違っていたのに、
なんて軽率な行動をしてしまったのだろう、
と、猛省をしながら、ゲームを閉じました。

自業自得なのですが、それがトラウマになってしまい、以後はどういった状況においても乱入ができなくなりました。
当時はイオティの名前を見るのもダメな状態でした。


私はどうしても、そのイオティクリアを良しとせず、未クリアの枷をはめました。
己の失敗をこのままにしておくと、いずれは忘れてしまうと思ったのです。
今後もし、また同じ過ちをしてしまったら、ネットゲームなのだから自分の行動一つで他者に迷惑をかけてしまう、と。
なんとかして記憶にとどまらせておく手段を考えました。
そして、ものすごく苦労をして、それを自力で払拭できたら、きっと今より覚えていられる…のでは?との考えに思い当たりました。
それからは一人でイオティの研究をしたり、挑戦をしたり、情報を集めたり…
なんとかして自力パーティで倒せるようにならなくてはいけませんでした。
イオティのことを考えるたびに無礼失敗が思い出されて、もう気が気じゃなかった…
でも考えないと終わらない。

そうやって一人でもがいていると一人のギルメンさんが、この度は自身の目標を達成したとのことで、今後はフブキに挑戦したいと宣言しました。
うちのギルドにはフブキ討伐をライフワークとうたわれる方がおられるので、嬉々としてみんなでサポート。その方は無事にフブキを突破しました。
そして、そのあとのイオティに私を誘ってくださったのです。
何にどう感情が動いたのか把握できていないのですが、安心したのか嬉しかったのか再び間違ってしまいやしないかと怖くなったのか、私は感極まって泣いてしまいました。
私とその方とでイオティに挑戦、研究を繰り返していると、もう一方ギルメンさんが駆けつけてくださいました。
その方はすでにイオティをクリアしていらっしゃるので、完全なるボランティアでした。
二人に支えられ、ともにイオティに挑むうちに、いつの間にやら私の中の傷が癒えていました。
本当にお二方の存在は救いでした。
ありがとうございました。


私一人で調べられることにも限界があったので、どなたかがイオティに挑戦する、と宣言されるまでは長い沈黙が続きました。
私から誘うことはできませんでした。

そして日が経ち、昨夜。
一人のギルメンさんに、「スパさん、イオティやる?」とお誘いをいただき。
私はデイリーがまだだからご迷惑になるとお断りしても、待つよ、との温情の言葉をいただき。
丁度イオティをクリアしたいと考えていたギルメンさんも、もう一人いらっしゃり。
クリア済みの先達メンバーに見守られながら。
誰も不快にさせることなく、本当の意味でイオティに勝つことができました。
本当に本当にうれしかった。
体がふるえて、みなさんに感謝の言葉も打ち込めないでいると、私の傷を癒してくれたギルメンさんが顔を見せました。
その方も私と同じくイオティで傷心されていたようで、しばらくご無沙汰だったのですが。
久方ぶりの登場にみな大はしゃぎをし。
その流れのまま、ともにイオティに再戦。
そして二人でのリベンジを果たしました。
私の戦いは最高のかたちでおわった。

最初に救ってくださった。
駆けつけてくださった。
ともに研究をしてくださった。
誘ってくださった。
ともに倒してくださった。
そばで見守ってくださった。
いつも見守ってくださっている。
私とイオティに携わってくださったギルメン全てに甚謝の意を。
私はたいへんな幸せ者です。




Spanier

コメント

この発言は削除されました(2020/06/11 03:00) 1

2

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Titania

ID: 87g8q4f3em4g

これぞ『仲間と共に紡ぐ物語』ね♪(^^)b

3

Spanier

ID: 7n2uj9j8gvtd

>> 1
そそそそうなんですよ~!みなさん本当に優しくって、私なんかにはもったいないギルメンでございます(*´ω`)
私は日誌を書いているときに何回か泣いてしまいましたw

4

Spanier

ID: 7n2uj9j8gvtd

>> 2
ッハ!!本当だ…(;゚д゚)
私は気づかぬうちにキャラストの醍醐味を味わっていたのですね!!w

5

ビギナー

はなたれ

ID: d386gczk38mc

私も怒ってる…とは違うと思いますけど、討滅とかそういう雰囲気だともう行きたくないなぁとか思ったりしてしまう人なのでちょっと分かりますです(´・ω・`)
その場の方達と協力するのも個人的には楽しいですが、ギルドの方々と協力してやるのはまた違った楽しさですよね…!
素敵な方々と良い巡り合いが出来て本当に良かったです(*´ω`*)
これからも強敵にめげず負けず、その絆をどうぞ大事にされて下さいね✨

6

Spanier

ID: 7n2uj9j8gvtd

>> 5
フブキのとき、アレはまさに一期一会の集いですよね(*´ω`)
ギルドの集いとは違ってあれこれ試す時間が無い分、一回で勝負がきまるのでハマったときは快感です。
ギルドで協力して戦うのは、身内でわちゃわちゃしてる時間が多くて、そっちもたいへん楽しいですw
うちのギルメンを褒めていただいちゃってハチャメチャに嬉しいです!アリガトです!!
この出会いに感謝し、これからも強く生きますよお!!

この発言は削除されました(2018/06/19 23:26) 7

8

Spanier

ID: 7n2uj9j8gvtd

>> 7
みんなが楽しくゲームをしてる中に水を差すような発言はしたくなかったからバレないように気を付けていたのだ!大成功だったねwだから気にしないで。
心配させたくなかったのもあるけど…吐き出したら自分の気が収まるような状況だったとしても、私はギルチャを私物化したくはないの。

イオティに挑戦してるときにアキラさんが駆けつけてくれたことは私の中では大きな救いだったよ。あの時間がなかったらもっと苦しんでたと思う。サポートって力だけじゃない。
どれだけ強いとか、どれだけ進んでるかだけがこのゲームの楽しみ方じゃないよ、私だってうちのギルドではサポート戦力的には不要な部類なんだしwそりゃあ人を助けられる力を持ってる人がうらやましくないって言ったら嘘になるけど。
それでもみんなとこうやって遊べてるのはとっても楽しいし、ありがたいことだから、私はみんなを大切にしたい。
こちらこそ、いつもアリガトね。