今回は、我々の住むこの世界とイアルとの関係性における現段階での研究結果をいくつか報告しようと思う。
※なお、この話をするにあたって我々の住むこの世界のことをミデンと言うことにする
また、ここでのイアルは神々の争い(マキア)よりあとに栄えた世界の事を指す
「イアルの世界階級」
イアルにはウンディーネやジヴァ、ドラゴンなど、ミデンでは神や精霊などと崇められるような存在がまるで野生動物の如く生息していたり、スフィラと呼ばれる魔性エネルギーを利用し高度な魔法を使う者がいるという事などから、イアルはミデンより世界階級の高い準上級世界だと言われている。
「親子説と兄弟説」
親子説とは、イアルの一部が切り離されたものがミデンとなった、という説
兄弟説は、イアルもミデンも同じ上級世界から何らかの理由で生まれた子世界である、という説
現在では、イアルとミデンには世界階級に差があり同じ上級世界から生まれたとは考えにくい、ということから親子説が有力視されている。
「ミデンの生い立ち」
それでは、ミデンはどのようにしてイアルから生まれたのだろうか?
イアルにはヒューマン、オーク、ドワーフ、エルフ、ゲッシー、リザードマンの6種類の知性を持った種族が確認されているが、ミデンにはヒューマン(ヒト)のみである。
そのことから、ミデンはヒューマン領の一部が何らかの原因によって切り離され出来たと考えられている。
イアルから切り離されたミデンの素はしばらくの間イアルに留まり、その後1つの独立した世界となったのである。しかし何故ヒューマン領の一部が切り離されたのか。イアルに留まっていたミデンが突然独立した世界となったのかなどは正確にはまだわかっていない。
「暗黒界」
かってイアルで起きた神々の争い(マキア)
その時に敗れた神は邪悪の烙印を押され、時の彼方へと追いやられた…
この「時の彼方」を我々は暗黒界と呼んでいる
暗黒界はマキアで勝利した神々が邪神を封印するために作った世界だという説が有力である。
「エニグマと魔獣」
エニグマは暗黒界とイアルを繋ぐゲートだと考えられており、邪神の使いである魔獣がそのゲートを通ってイアルに来ていると言われている。
エニグマには世界間を移動する力があり、ミデンがイアルから独立した世界になったのはエニグマの影響によるものだと考える者もいる。
以上が、研究によって分かった物の一部である。
これからの研究によってはこれらの研究結果が覆る可能性もあるので、これからの研究結果にも期待したい。
研究が進めば、いずれミデンの民とイアルの民が出会う日も来るだろう。
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