ヘルニア国物語の旅日誌

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ベビドラと竜族の小話


年始から一気に一般化が進みましたベビドラと仲間たち、これは勿論オタクの必修科目である中国の霊獣伝説に由来します そしてそれに対応する五行思想についてもおさらいしておきますね 手元にある適当な資料と曖昧な記憶で組み上げたので間違ってても許してあげて下さい…
 
霊獣:色々ありますがここでは「四神」について扱います 東西南北の守護竜を指します
五行思想:古代中国が始まりの自然哲学の思想 火・水・木・金・土の5種の元素からなるという説
 
ズメイ(土):玄武
 これは分かりやすく玄武です 北方を護っています 防御力に長けたといわれる龍です 中国では「黒」を「玄」と呼んだりするので、日本式に言えば黒龍といった所でしょうか
 
アンフィスバエナ(火):朱雀
 まぁ四龍は分かりますよね、この双頭の火龍は朱雀です 災厄を祓い福を齎すと信じられており有難がられます 南方の守護龍です
 
バラウール(水):青龍
 青龍以外の何があるのか、バラウールです 国の安定と繁栄を願い、年号にも使われていたそうです オーリュウとの違いは翼の有無(青龍:なし、応龍:あり)のはずなんですけどっちも無くない? 東方の守護龍
 
ケツァルコアトル(風):白虎
 なかなか無理があるけどお前は白虎(ケツァルコアトルは元々は南米神話の中の神様) 中国においては百獣の王はライオンではなくトラであると信じられ崇められておりました 西方の守護龍
 
オーリュウ(光):応龍
 コヤツの扱い妙に良いと思いません?何故ならオーリュウは四神より格上で彼等を纏め上げる存在であるからです オーリュウのオーは「応」「王」、或いは「黄」と書かれたりします 四龍は方角以外にも季節など色々な役割を持たされているのですが、黄龍はそれらの繋ぎ目=季節の変わり目を意味します 管理職も大変だね
 
リンドブルム(闇):四凶…??
 コイツが分からない…もっと深く調べれば出てくるんでしょうけど、如何せんリンドブルムはマイナーすぎて資料も少ないのです 曰く無翼のワニのような図体で尖った鱗を持ち、度々暴れては迷惑をかけていたそうです 本場四凶の渾沌・饕餮・窮奇・檮扤(正しくは木偏)の暴虐っぷりに比べれば可愛いものですがそれでも迷惑かけるのはダメだぞ!
 
 恐らくこんな感じかなと 高位な龍も最初は蛇から始まるといい、長い年月を生き延びおよそ千年生きると龍に為ると言われています だからベビドラは修業中の竜と思うと頑張れー!と感じてしまいますね ちなみに龍と竜表記については「龍=四本指」「竜=三本指」で、龍の方が偉い…以上竜族の話でした
 


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