セルミシュの旅日誌

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序文

私の最も古い・・・の記憶は
・・・・・・だったろうか
実在しない世界に私は存在した
そこは過酷だったがとても・・・・・・・だった
私はその魅力に取りつかれた
・・・・・・ ・・・・・
そして・・・・・・・・・・
私は呪文を唱え剣をふるった
おぼろげなる記憶
生と死を繰り返す
悪鬼羅刹 魑魅魍魎の地に踏み入る
その声は中空に輝く文字を踊らせ
その力は大気と大地を轟かせる
積み重なる勝利が私を賛美する
そして私は闇の中にいた
何も聞こえない
いつからそうしているだろうか
わからない
不思議と恐怖は無い
不安も 焦燥も無い
ただ 闇に漂っている
やがて 光も音も無い虚空で 私は目を閉じた

そしてさらに長い時が経った

セルミシュ

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