イアルの世界は、侵略の歴史である。
イアルには多種多様な種族が存在する。
種族の理念、信念の違いにより、
種族間同士の争いは絶えなかった。
領土を拡大するため、侵略を続ける。
大規模な戦争が起き、
本能のまま戦い、
大地は血塗られ、乾く暇もない。
乾かぬ大地を新たな君主が支配する。
人々は疲れ果てた。
平和を求め、
安寧を求め、
行く先を模索する。
「ノーファスライルの環」
この環が皆を幸せにすることができるのか。
今、この「ノーファスライルの環」は別の意味を持つようになってきた。
「エニグマ」の登場によるものである。
「エニグマ」は、種族ではなく、イアルそのものを破壊する可能性がある。
争っていた種族は、
今こそ「ノーファスライルの環」により、
団結しなければならない。
イアルを救うために。
魔獣の侵略を阻止しなければならないのだ。
では、「ノーファスライルの環」により、イアルの地から戦争はなくなるのか。
いや、なくならない。
戦争は、種族間同士だけで起こるものではない。
各種族とも一枚岩ではないのだ。
派閥、国家。
どの種族の中にも反乱分子が存在するのである。
反乱分子。
反乱分子は、本当に悪なのか。
反乱分子は何を望む。
侵略を望むのか、
それとも、
正義を望むのか。
それは、
イアルの物語を読んだ者だけがわかるのである。
さて、
種族も国家も、敵の侵略に怯え抗うなか、
この国家も敵の侵略に怯えていた。
独立国家「ゼンカハッパリア」
特殊な国教により治められている国家である。
毎年、夏のこの時期になると、
国王はある侵略者に頭を悩ませていた。
その恐ろしい侵略者は、
背後から静かに、
そして確実に、
領土を増やしていくのである。
その侵略者の名は、
草木。
「くさき」である。
国の裏側は、草木生い茂る他国の領土である。
その国家を、ここでは仮に「ナカムラサンチ」、
草木生い茂る領土を「ナカムラサンノトチ」と呼ぶことにする。
ナカムラサンノトチは、
ゼンカハッパリア4つ分の広さがあり、
草であり、森である。
正確には、
ナカムラサンノトチはナカムラサンチが支配している領土であり、
そこにナカムラサンチ国王および国民はいない。
ナカムラサンチ国王は別の土地である「ナカムラサンチ本土」にいる。
「ナカムラサンチ本土」と「ナカムラサンノトチ」はかなり離れているため、
ナカムラサンチ国王は「ナカムラサンノトチ」にほとんど来ない。
そのため、
草であり、森である。
その、
草であり、森であり、竹である領土から、
気づかぬうちに、
草木が、
わが領土に侵入してきているのである。
しかも竹もすごく立派である。
太いのである。
都市国家シミュレータ「トビダセドウブツノモリ」でシミュレーションした結果、
竹はそのままにするととんでもないことになると分かったため、
これは早急になんとかしなければならないと国王は動いた。
正確には、
この国の神様が、
「草とか木すごいからどうにかしないといけないかも」
と言っていたため、
国王は、
「はい」
といって動いた。
早急に「ナカムラサンチ」国王に連絡し、
高齢の国王に代わり、裏の領土の草木を切ってよいという許可を得た。
こちらに侵入してきているとはいえ、
それは他国の領土からきている。
それを勝手にどうこうすうとやばいと、
六法全書「行列のできる法律相談所」に書いてあったため、
ちゃんと許可を得た。
むしろ、
「助かります」と言われた。
準備万端とばかりに、
のこぎりを片手に侵入し、
すぐ引き返した。
思いのほか、木と竹が立派だったのである。
これはさすがにボグスに頼まないとまずいかとも思ったが、
そこはさすがの国王である。
「あいふぉーんえいとぷらす」で「ぐーぐる」を開き、調べた。
そして、4日後、
家に最強の武器が届いた。
「チェー・ンソー」
いまやなんでもレンタルできる時代なのである。
やっと裏の領土を攻略できる。
「チェー・ンソー」を巧みに操り、
次々と木を切り、
竹を切る。
侵略していた草も、
ハサミでチョキチョキする。
こうして無事戦いは終わった。
2日間かかったこの戦いは、
わが国家の勝利で幕を閉じたのである。
戦いにて、侵略者であった草木を領土から追い出し、
物干し竿が壊れていたので竹を少しもらった。
ここまでつらつら書いて長くなったが、
本題は実はここからなのである。
この戦いで得たものは大きいが、
もちろん代償もあった。
戦いの日は、とても暑い日であった。
なので戦いが終わった時、国王はフラフラであった。
軽い熱中症である。
「チェー・ンソー」を片付け、
クーラーの効いた部屋に入る。
そして、汗でびっしょりぬれたTシャツを脱いだ。
その時である。
床に、黒い塊がぽろっと落ちたのである。
?
なんだ?
へその緒まだとれてなかった?
と、
よくよく見てみると、
ヒルである。
ヤマビルである。
あ、やられたなと思い、
自分の体をチェックする。
Tシャツの下に、
「えありずむ」なる羽衣を着ていたが、
腹部が真っ赤である。
やられた。
ぬかった。
血を吸われたのである。
とりあえず、
床のヒルをXXXXXXXXXXXXし、
傷口を消毒し、絆創膏をはる。
熱中症で頭はフラフラで、
腹部は血で染まっている。
そして、
国王は、
片付けた「チェー・ンソー」を組み立てなおし、
いろいろ準備をして、
国民であるムスッメゼンカに命令した。
「写真撮って」
ムスッメゼンカの「あいふぉーんえすいーつー」で
写真を撮ってもらい、
送ってもらった。
こうして、
「チェー・ンソー」を片手に、
出血し血で染まった腹部を手で抑え、
顔を「ぴかちゅう」のお面で覆い、
足を引きずるようにカメラに近づいている、
という写真が撮れた。
題名は、
「ぴかちゅう・ちぇーんそー」である。
数週間たった今、
写真を見返して、
なんでふらふらだったのに、
わざわざチェーンソー組み立てなおしてまで、
こんな写真とったんだろうと、
真剣に悩む国王であった。
おわり。
イアルには多種多様な種族が存在する。
種族の理念、信念の違いにより、
種族間同士の争いは絶えなかった。
領土を拡大するため、侵略を続ける。
大規模な戦争が起き、
本能のまま戦い、
大地は血塗られ、乾く暇もない。
乾かぬ大地を新たな君主が支配する。
人々は疲れ果てた。
平和を求め、
安寧を求め、
行く先を模索する。
「ノーファスライルの環」
この環が皆を幸せにすることができるのか。
今、この「ノーファスライルの環」は別の意味を持つようになってきた。
「エニグマ」の登場によるものである。
「エニグマ」は、種族ではなく、イアルそのものを破壊する可能性がある。
争っていた種族は、
今こそ「ノーファスライルの環」により、
団結しなければならない。
イアルを救うために。
魔獣の侵略を阻止しなければならないのだ。
では、「ノーファスライルの環」により、イアルの地から戦争はなくなるのか。
いや、なくならない。
戦争は、種族間同士だけで起こるものではない。
各種族とも一枚岩ではないのだ。
派閥、国家。
どの種族の中にも反乱分子が存在するのである。
反乱分子。
反乱分子は、本当に悪なのか。
反乱分子は何を望む。
侵略を望むのか、
それとも、
正義を望むのか。
それは、
イアルの物語を読んだ者だけがわかるのである。
さて、
種族も国家も、敵の侵略に怯え抗うなか、
この国家も敵の侵略に怯えていた。
独立国家「ゼンカハッパリア」
特殊な国教により治められている国家である。
毎年、夏のこの時期になると、
国王はある侵略者に頭を悩ませていた。
その恐ろしい侵略者は、
背後から静かに、
そして確実に、
領土を増やしていくのである。
その侵略者の名は、
草木。
「くさき」である。
国の裏側は、草木生い茂る他国の領土である。
その国家を、ここでは仮に「ナカムラサンチ」、
草木生い茂る領土を「ナカムラサンノトチ」と呼ぶことにする。
ナカムラサンノトチは、
ゼンカハッパリア4つ分の広さがあり、
草であり、森である。
正確には、
ナカムラサンノトチはナカムラサンチが支配している領土であり、
そこにナカムラサンチ国王および国民はいない。
ナカムラサンチ国王は別の土地である「ナカムラサンチ本土」にいる。
「ナカムラサンチ本土」と「ナカムラサンノトチ」はかなり離れているため、
ナカムラサンチ国王は「ナカムラサンノトチ」にほとんど来ない。
そのため、
草であり、森である。
その、
草であり、森であり、竹である領土から、
気づかぬうちに、
草木が、
わが領土に侵入してきているのである。
しかも竹もすごく立派である。
太いのである。
都市国家シミュレータ「トビダセドウブツノモリ」でシミュレーションした結果、
竹はそのままにするととんでもないことになると分かったため、
これは早急になんとかしなければならないと国王は動いた。
正確には、
この国の神様が、
「草とか木すごいからどうにかしないといけないかも」
と言っていたため、
国王は、
「はい」
といって動いた。
早急に「ナカムラサンチ」国王に連絡し、
高齢の国王に代わり、裏の領土の草木を切ってよいという許可を得た。
こちらに侵入してきているとはいえ、
それは他国の領土からきている。
それを勝手にどうこうすうとやばいと、
六法全書「行列のできる法律相談所」に書いてあったため、
ちゃんと許可を得た。
むしろ、
「助かります」と言われた。
準備万端とばかりに、
のこぎりを片手に侵入し、
すぐ引き返した。
思いのほか、木と竹が立派だったのである。
これはさすがにボグスに頼まないとまずいかとも思ったが、
そこはさすがの国王である。
「あいふぉーんえいとぷらす」で「ぐーぐる」を開き、調べた。
そして、4日後、
家に最強の武器が届いた。
「チェー・ンソー」
いまやなんでもレンタルできる時代なのである。
やっと裏の領土を攻略できる。
「チェー・ンソー」を巧みに操り、
次々と木を切り、
竹を切る。
侵略していた草も、
ハサミでチョキチョキする。
こうして無事戦いは終わった。
2日間かかったこの戦いは、
わが国家の勝利で幕を閉じたのである。
戦いにて、侵略者であった草木を領土から追い出し、
物干し竿が壊れていたので竹を少しもらった。
ここまでつらつら書いて長くなったが、
本題は実はここからなのである。
この戦いで得たものは大きいが、
もちろん代償もあった。
戦いの日は、とても暑い日であった。
なので戦いが終わった時、国王はフラフラであった。
軽い熱中症である。
「チェー・ンソー」を片付け、
クーラーの効いた部屋に入る。
そして、汗でびっしょりぬれたTシャツを脱いだ。
その時である。
床に、黒い塊がぽろっと落ちたのである。
?
なんだ?
へその緒まだとれてなかった?
と、
よくよく見てみると、
ヒルである。
ヤマビルである。
あ、やられたなと思い、
自分の体をチェックする。
Tシャツの下に、
「えありずむ」なる羽衣を着ていたが、
腹部が真っ赤である。
やられた。
ぬかった。
血を吸われたのである。
とりあえず、
床のヒルをXXXXXXXXXXXXし、
傷口を消毒し、絆創膏をはる。
熱中症で頭はフラフラで、
腹部は血で染まっている。
そして、
国王は、
片付けた「チェー・ンソー」を組み立てなおし、
いろいろ準備をして、
国民であるムスッメゼンカに命令した。
「写真撮って」
ムスッメゼンカの「あいふぉーんえすいーつー」で
写真を撮ってもらい、
送ってもらった。
こうして、
「チェー・ンソー」を片手に、
出血し血で染まった腹部を手で抑え、
顔を「ぴかちゅう」のお面で覆い、
足を引きずるようにカメラに近づいている、
という写真が撮れた。
題名は、
「ぴかちゅう・ちぇーんそー」である。
数週間たった今、
写真を見返して、
なんでふらふらだったのに、
わざわざチェーンソー組み立てなおしてまで、
こんな写真とったんだろうと、
真剣に悩む国王であった。
おわり。
コメント
1
綾
ID: ex79dvc2uhsz
腹部出血ピカチュウのお写真が有りませんが?
2
かにみそたん
ID: ijrxgwhdcfv3
ここにも侵略者がいたでゲソ。。。
3
詩
ID: m8uvqm2sbaa6
「チェー・ンソー」なんですね( ´艸`)
てっきりお写真あるかと期待したんですがw
見せて下さーーーい!!
4
シュナイダー.P
ID: d5wtqiwe4bav
イアルで出てきたのボグスだけww
ヒルで良かったね、くろぺーだったら、出血じゃなくてラメになるところだったよ( ̄ー ̄)ニヤリ
5
minoa
ID: pwf4tpsbiv6h
……これぞサイレント・ヒル(昼)ですな(´-ω-)ウム
私はコッペパンをまたローソンに買いに行く準備を始めた所です一応報告w
あれ癖になる美味しさだよ
6
らい。
ID: vjx4dwgnsn4k
お、お写真を拝見したい所存でございますぅ!
7
オルガ
ID: iad65ypbxyak
四季さぁ〜ん!
写真載せ忘れてますよ?
要するにこの話、クロフネさんから刺客送り込まれたって理解で合ってますか?
しかし、クラゲといいヒルといい、そういう感じのにモテモテですね(●´ω`●)
8
四季(前科8犯)
ID: fkdfpjcdrzxt
>> 1
綾さん
結構グロかったので割愛させていただきましたm(__)m
9
四季(前科8犯)
ID: fkdfpjcdrzxt
>> 2
かにたん
スプラトゥーン3よりもアクトレイザー買おうか迷ってる。
10
四季(前科8犯)
ID: fkdfpjcdrzxt
>> 3
詩さん
ちょっとぴかちゅうバレしちゃうので載せるのやめときました(*ノωノ)
11
四季(前科8犯)
ID: fkdfpjcdrzxt
>> 4
腹がラメってたらインスタインストールしてアップしてばずってたわ。
12
四季(前科8犯)
ID: fkdfpjcdrzxt
>> 5
何ウマいこといってるのよw
コッペパンの恨みはでかいぞ。。。。
明日こそ絶対買ってやるんだから。
13
四季(前科8犯)
ID: fkdfpjcdrzxt
>> 6
らいさん
ちょっとまだMatt化できてないのでそのうち上げときますね!
14
四季(前科8犯)
ID: fkdfpjcdrzxt
>> 7
オルガさん
そうそう。あれはくろふねだと思うんだよね。
ヒルドンだったもん。
ヒルだけじゃなく蚊にも刺されまくってたよ。。。