ゆうです。

久しぶりの仕事に行ったんだが、ものすごく楽しかった。

前日の夜も最近ではなかったくらいに眠れたし、人間やっぱり何かしら体を動かさないといけないなと思いました。

おいこら、ごま。てめぇのことだよ、ゲームばっかやってんじゃねーぞ！！
ゲームばっかやってたら、ゆうみたいになるぞ！！



第7話

久しぶりに妹のレリアナと肩をならべて眠れた。
ふかふかのベッド、みゃもさんの優しい匂い。
私とみゃもさんに挟まれた妹は、多分、、ううん、きっと素敵な夢を見ているのだと思わせる寝顔だった。

……9時間前


ごま｢とりあえず飯にするか！！｣

見慣れない食材ばかりで、驚いている私達。

キラキラと水々しい新鮮な野菜を手慣れた様子でサラダにしていくみゃもさん。

みんなが座れるようにとお片付けをしているごまさん。


ゆう｢みゃもさん…私にもなにかさせてください。不慣れだけど、やってみたいんです。｣

みゃも｢あぁ、いいのよ。疲れてるでしょ？私でよければだけど…じゃあ、明日から一緒につくりまじょ♪｣

ゆう･レリアナ｢…じょ？？｣

………

ごま｢おーい、こっちの準備はOKだぞぉ～｣

レリアナ｢おにいちゃんの部屋すげぇ汚ねぇのなwwwﾃｨｯｼｭちゃんと捨てろっしゅww｣


4人分の料理が丸いテーブルにどんどんと運ばれてくる。
みゃもさんの説明によると、お肉の照り焼き、あんかけご飯、サラダ、ポテトフライ。

ごま｢どんだけ気合い入れてんだよwwすげぇよ。｣

みゃも｢ち、ち、ち、ちげーしっ｣

ごまさんとみゃもさんはお酒を、私達二人にはオレンジジュースを。
各々がコップを持ち、、

みんな｢乾杯！！｣

レリアナ｢みゃもおねえちゃんすごい～♪ｳﾒｪ、ｳﾒｪ、ｺﾚﾓｳﾒｪ、ｽｹﾞｪﾓﾚｿｳ｣

ゆう｢みゃもさん、お料理すごく美味しいです！！｣

ごま｢くーーーっ酒と合うぜこのポテトフライ…たまんねぇ…｣


大魔王との一件を忘れるくらい、みんなの表情に幸せが満ちている。

みゃも｢もぉ、ほめすぎだよぉ…。そりゃ１人で食べる食事じゃないから…今日はちょっと頑張ったけど…｣

ごま｢いや、ホントにうまい。可愛いし飯上手いし優しいし、みゃもは最高の女だ。｣

ｼｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｰｰｰ！！

ごま｢うわ！何恥ずかしいからって物を投げつけてきてんだよ！笑｣

レリアナ｢みゃもおねえちゃん……それごまのファイヤーボールﾃｨｯｼｭだよ…。｣


みんな｢ハッハッハッハ｣

………

ゆうレリアナごま｢ごちそうさまでした！｣

みゃも｢はい、おそまつさまでした♪｣

レリアナ｢ふぅ…たくさん食べたぁ♪ねぇねぇゆうお姉ちゃん、お姉ちゃんは何が一番美味しかった？？｣

ゆう｢うーん、そうだねぇ…、全部！って言いたいけど、お肉の照り焼きというのが一番だったかな。｣

私とは違うものが一番美味しかったのか、ちょっと不満そうな表情を見せた妹は、次にごまさんに顔を移した。


レリアナ｢ねぇ！パパは何が一番美味しかった？｣

あっ…

はっ、とした表情の4人は、少しうつむいた顔になる。

レリアナ｢あ、ご、ごめん、まちg｣



ごま｢そだなぁ、、俺はやっぱりポテトフライかなぁ。母さんは？｣

…っ

みゃも｢わ、わたしはあんかけご飯かな…｣

目に少しの涙をためたみゃもさんはそう答えた。

レリアナ｢レリアナと一緒だ！！｣

…………
片付けの時間。
ゆう｢ごまさん、みゃもさん、、先ほどはごめんなさい…。こんなにもお世話をしていただいてる上に気まで遣わせちゃって、、｣

みゃも｢い、いいんですよ。ほら、レリアナちゃんの顔見てたらこっちまでその気になっちゃいましたし。。｣

ごま｢………。｣

目を閉じたまま動かないごまさん。


ごま｢レリアナ、ちょっとこっちこい｣

レリアナ｢なんだなんだーーやんのかーー｣

そして…


ごま｢レリアナ、ゆう。あと、みゃも。｣

私達3人の目をしっかりと見つめて


｢俺達は、今日から家族だ。この先も、ずっとこの先も、家族だ。わかったら寝るぞ。｣


その言葉の最後は、言いながら後ろを向いていた。
少し震えていた。


つづく



それじゃまたな！