いつか終わる日まで、キャラストにいたいんだ。

　君は私よりずっと前から、キャラストをプレイしていた。
　私の知らないキャラストを、君はたくさん知っていたね。

　君が話してくれた、キャラストの話は、とてもキラキラしていて、まぶしかった。
　君と同じ時にキャラストをはじめていたら、君と一緒に強くなれたら、良かったのにね。

　私は、君に比べたら、まだまだはじめたての初心者なんだ。

　君が知っているキャラストと、今のキャラストは、違ってきてしまっているみたいだね。
　君が、君と昔からかかわりのある人たちの話をすると、少し悲しくなる。
　引退する人がいたりすると、君は引退したくなるらしい。

　私はここにいるよ。
　君のそばにいるよ。

　君が悩み苦しむとき、私はそっと話をきくよ。

　君は、キャラストでも、リアルでも、モテる。
　クリスマスに君の予定が埋まっているのは、わかってた。
　君が、その人と幸せになれることを、そっと祈るよ。

　それで君がキャラストから、いなくなってしまうとしても。
　君の過ごしたキャラストに、私は残るよ。
　君が愛したヒーローを、君が愛したビーストを、私もそっと育てていくんだ。

　君が私のキャラストを続ける理由になってくれたみたいに、私も誰かの理由になりたい。

　デュエルで、よわよわなキャラしか出せなくて、悔しい思いをすることもある。
　コロシアムで、Lv50の強いキャラに、ボコボコにされるときもある。
　ちっとも進まないストーリーも、ある。

　でも、私はキャラストを愛するよ。

　お読みいただき、ありがとうございました。

みけねこ